時給換算した時に、正社員より派遣社員のほうが高い場合ってあいますよね。
実際、同じ会社で同じ仕事をしていても月収が派遣社員20万と、正社員15万だったという話をよく聞きます。
給与面だけで見れば、金額が高い派遣社員のほうがよさそうですが、本当に正社員より派遣のほうがいいといえるのでしょうか?
派遣と正社員の両方それぞれにいい面悪い面を考察してみました。
月収20万の派遣社員のメリット
一人暮らしで20万円ももらっていれば、余裕のある生活ができるでしょう。時間もたっぷりあるのがいいところ。
派遣社員って基本的に残業させられないことが多いです。(場所によっては強制残業させられるようですが)
少なくともコールセンターに限って言えば、残業をさせられるのは正社員や準社員で、派遣社員は定時で帰らされることが多いです。
残業代出したくないんでしょうね。
定時あがりが多いため、夜はたっぷり自分の時間に費やせます。残業せずに帰れるっていいですね。
とはいっても、それらがメリットになるのは20代までのお話。
30代になると逆にこれがデメリットになっていきます。
定時で上がれるのは表面的な仕事をしているから。
表面的な仕事ばかりしていても、高いスキルなんて得られませんよ。
派遣社員は正社員のように教育が施されません。管理職にも就けませんしね。
年齢があがればあがるほど、長年派遣社員をやってきた人が新しい仕事に就けなくなる理由の1つですね。
月収20万の派遣社員のデメリット
一番のデメリットはこれでしょう。
月給20万で正社員よりもらえていたとしても、それは今だけ。
半年後、一年後、五年後、同じ金額の給料をもらえている保証はありません。
派遣社員って一時的な労働力ですから、契約を突然終わらせられるなんてことは当然のようにあるのです。
「自分は大丈夫」なんてことはありえないわけですね。
大人として社会生活を過ごしていくうえで社会的信用は重要になってきます。
クレジットカードを作る、ローンを組む、結婚をする。
こうした信用度は派遣にはありません。派遣社員でも組めるローンや、作成できるクレジットカードはありますが、正社員で作成できるそれと比べればたいしたものではありません。
上述したように派遣社員は不安定です。半年後に同じ仕事をしているかわからない人間を世間は信用をしてくれないわけですね。
イヤな世の中です。
月収15万の正社員のメリット
会社にとって正社員に払う給料は「投資」です。
長年働いてもらい、会社により貢献できる人材に育てていく。
管理職のような責任感のある仕事をしてもらい、派遣やアルバイト、後輩の正社員を育てられるような人材になれるわけです。
会社は人が働くことで回るわけですから、人の教育というのは仕事の中でも根本的かつ本質的な部分になるわけです。
派遣の表面的な仕事よりも非常に責任感があり重要度の高い仕事を任されるわけですから、スキルは一気に上がるでしょう。
まあ、後述しますが「責任感のある仕事」といのはプレッシャーが非常に高いわけで人によってはデメリットにしかなりえないんですけどね。
会社にとって正社員に払うお金は、会社がより大きくなっていくための「投資」なわけです。
将来会社を支えてもらうためにも正社員は会社から守られるわけです。
失業保険や福利厚生、ボーナスなどは会社により貢献できる人間になってほしいからこそ払ってくれるわけです。
また派遣と違って、会社は簡単に正社員の首をきることができないため安定し続けます。これも会社が守ってくれているからにほかなりません。
雇用と経済的な社会的な信用は、月収20万の派遣社員より月収15万の正社員のほうがずっと高いのです。
月収15万の正社員のデメリット
上述したように正社員は責任感が高い仕事を任されます。会社により貢献できる人間になってほしいと上は思っている。
それは人によっては、ただただプレッシャーがあるやりがいもクソもない仕事と感じるかもしれません。しかも月収15万円。派遣よりも安い。やってられねー。
正直「会社に貢献できる人間になりたい」なんて思いながら仕事できませんよね。
なにより責任感がある仕事は、会社によっては激務であることが多い。
忙しいうえに自分の意に反して会社に貢献できる人間にならなければいけない。そのように感じてしまうと仕事をしていても面白くありません。
また激務な部署になると時間もなくなります。
私がいままで働いてきたコールセンターでは、定時で帰っている正社員のほうが少なかったです。コールセンター以外でも、定時であがれない正社員なんてごまんといるんじゃないんでしょうか。
結局どちらがいいのか
正社員と派遣社員のデメリット、メリットをあげてみたわけですが結局どちらがいいのかといえば、一概に言えません。
「15万円でも正社員のほうがいいに決まっている」という言葉が一般的でしょうが、私はそうは思いません。
どっちにもメリットもデメリットもあるわけです。
自分はどうしたいのか?将来性をとるのか、今目の前の生活だけを見ていくのか?という方向性で決めればいいと思います。
自分が向かいたい方向性によって、メリット・デメリットは変わってきます。
自分の人生です。自分自身で選択していきましょう。
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この記事をかいている人:ケン(ブログ管理人)
30歳を過ぎても派遣社員で働き、借金も抱えるというどうしようも無い人生に絶望する。
しかし、最底辺の人生を送り続けることなど到底認めたくないため、何か手立てが無いかもがき続ける。
その結果、心理学と自己啓発を2年かけて学び絶望感から脱却し、幸せを感じながら生きている。学びにかけた費用は2年間で150万円を超える。
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